(映画)Space Jam / A New Legacy

1996年にマイケル・ジョーダンが出演したSpace Jamの現代版。主演は、レブロン・ジェームス。

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物語は、レブロンの3人の子供のうち、二人の息子から始まる。兄の方はバスケが得意だが、弟のドミニクはバスケよりもゲームを作るのが大好きだった。それを知ったレブロンは、なんとかドミニクのことを理解しようと、一緒にワーナーブラザースの映画撮影所に一緒に行った。そこで、レブロンを主人公にしたゲームを開発したい、とワーナーブラザーズに提案されるも、レブロンは断ってしまう。そのことでレブロンとドミニクは喧嘩になってしまった。さらにレブロンに断られてしまったワーナーブラザーズのサーバーの中にいる人工知能のアル・ゴ・リズムは、怒ってドミニクをサーバーの中に閉じ込めてしまう。レブロンもドミニクを追ってサーバーに入ってしまった。

アル・ゴ・リズムはドミニクを返す条件として、バスケットボールで勝つこと、とした。仲間を集めるレブロン。しかし見つけられたのは、バックスバニーなどのアニメのキャラクターばっかり。それでも彼らと一緒に戦うことに決めた。

アル・ゴ・リズムはドミニクに、自分の好きなようにゲームを設定し、最強のキャラクターを作ることを提案した。そのゲーム設定で始まったバスケの試合は、完全にアル・ゴ・リズムのチームが優勢になった。

そのゲームを賞賛したレブロンは、ドミニクと仲直りをした。そしてドミニクはアル・ゴ・リズムのチームから、レブロンのチームへ移った。それからは接戦になり、そして最後は勝利を収め、レブロンとドミニクは無事に元の世界へ戻れることになった。

詳しくはhttps://eiga-watch.com/space-jam-a-new-legacy/

今回の映画、最初は、ウォーリーアーズのステファン・カリーにオファーが行ったらしいが、断った、とのこと。ステファン・カリーが主人公だったとして、同じストーリーだったかどうかわからないけど、96年のマイケル・ジョーダンの時のことを考えると、カリーよりもレブロンで正解だったような気がする。その迫力とか存在感とかはレブロンの方が映画の中で映えるような気がする。

バスケのスーパースター・レブロンに対し、その子供がゲーム好き、という設定もなかなか面白いし、とっても現代的だな、と思った。そしてその設定は、現代の子供にも大いに受けるだろうな、と容易に想像がつく。

アル・ゴ・リズムのチームに、ウォーリーアーズからはクレイ・トンプソンが出てきたのはちょっと意外だった。またアンソニー・デイビスが出てきたのもビックリ。二人ともこういう映画には出なさそうなイメージだった。デイミアン・リラードは個人的にはあまり注目している選手ではなかったので、あまりよくわからなかった。また二人の女子NBA選手が出てきたのも、ここ最近のジェンダーレス(男女問わない)に対応した感じで、個人的にはよく考えているな、と思った。

96年から2021年と25年の歳月を経ての再映画化。だとすると次回は2046年か?そのころにまた素晴らしいNBAスーパースターが出てきて、また違ったストーリー展開の映画が出てくるんだろうか?それはそれで楽しみだ。

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(ドラマ)正直不動産

ビッグコミック掲載の漫画のドラマ化で、山下智久主演。

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嘘ばかりついてお客を騙し、業績を上げてきた登坂不動産のセールスマン・永瀬財地(山下)。あるとき不動産物件(土地)に残っていた祠を、邪魔だから、と足で蹴って壊したら、祟りで嘘が付けなくなってしまった。それ以来、不動産契約が取れなくなり、業務成績は悪化。住んでいたタワーマンションからも引っ越しをして、風呂無し木造アパートに住むことになった。

最初は、嘘がつけなくなったけど、お客に正直に対応することで一つひとつ物件を売り上げていく、という一話完結のストーリーが続く。新人の月下(福原遥)は、顧客第一で純粋に明るく、そして正直に対応していく。そんな月下の教育係になった永瀬は、正直にお客と対応することで、月下からも尊敬されるようになる。

次に、登坂不動産にライバルのミネルバ不動産が業務の邪魔をしてくるようになった。登坂不動産が契約を取ろうとする物件を、ことごとく横取りされた。ミネルバ不動産の鵤(いかるが)社長と、トップセールスマンの花澤は容赦がない。

しかし回を追うごとに、各人の経歴が明らかになっていく。永瀬は自分の住んでいた家を、悪徳不動産に乗っ取られようとしたところを、登坂不動産の登坂社長に救ってもらった。恩返しをするために、勉強して資格をいくつも取って登坂不動産に入社した。部下の月下は、両親が自宅購入時に悪徳不動産に騙されて、それが理由で両親が離婚してしまった。そういう人を増やしたくない、という思いで不動産業界に入った。

登坂不動産の社長は、大手の不動産会社に勤めていたが、詐欺グループに騙されて会社に大きな損害を与えてしまった。その責任を押し付けられて退職。自分で不動産屋を始めた。ミネルバ不動産の社長は、父親がその詐欺グループの主犯だったが、登坂社長によって逮捕された。ミネルバの社長は、自分が父親を警察に突き出すつもりだったのに、登坂社長に先にやられてしまったので恨みを持っている。

ミネルバ不動産のトップセールスマンの花澤は、幼稚園児のいるシングルマザー。建築を勉強して建設現場の監督になったが、女性ということで差別され、思うように作業を進めることができない。もうダメだ、と落ち込んでいたところを、ミネルバ不動産の鵤社長に勧められて不動産に転職した。

ミネルバ不動産に自社の社員もどんどん引き抜かれ、どうにもならなくなった登坂不動産。そこでミネルバ不動産が強引なアパートリース契約を取り、後でその土地から土器が発見されてしまい、アパートの建設が遅延する羽目になった。困った顧客が登坂不動産に泣きつき、最後はミネルバ不動産の不正を暴いて、顧客の契約は無事に解約することができた。

最終回では、窮地に陥った永瀬が、神社でお参りしたことで、一度は平気で嘘がつけるようになったが、結局は一時的なことで、最後はまた嘘がつけなくなってしまっておしまい。

山下智久さんという俳優さんは、ドラゴン桜の初期のものしか見たことがなく、ジャニーズ系でどれだけ演技がうまいか、というところに疑問があったので、ドラマ自体も興味がなかったが、小田和正さんが主題歌を歌う、ということだったので、とりあえず見てみることにした。

それが初回からかなり面白く、ハマってしまった。不動産関連の専門用語などをわかりやすく解説しているのも面白かったし、正直に話すことで心温まるハートフルコメディになっていくストーリー展開も面白かった。所々で登場人物のバックグラウンドを出していくところも、見ていて興味をそそられた。

山下智久さんの演技も頑張っていたと思うが、シソンヌの長谷川さんもうまかった。コントがメインのシソンヌだからこそ、という感じだった。高橋克典さんや草刈正雄さん、そして毎回のゲスト出演者も豪華で、見ていてワクワクすることができた。

小田さんが「コメディに思えない」と言っていたが、確かにコメディというよりはヒューマンドラマ、という感じだった。むしろそれが良かったんだと思う。

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