(ドラマ)不適切にもほどがある!

阿部サダヲ主演、宮藤官九郎脚本のドラマ「不適切にもほどがある!」を見た。

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阿部サダヲも宮藤官九郎も同学年なので、彼らの活躍を見ていると自分もとても元気が出てくる。

あらすじについては、ウィキペディアにかなり詳細が載っているので、そちらを参照。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E9%81%A9%E5%88%87%E3%81%AB%E3%82%82%E3%81%BB%E3%81%A9%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B!

このクールでは、昭和の価値観と、令和の価値観を比較するドラマが2つあった。一つはこの「不適切~」でもう一つは原田泰造主演の「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか?」。今回、「おっさんの~」を見なかったのは、あらすじを見る限り、とっても真面目そうな題材で、主演の原田さんがとても肩身の狭い感じに思えたこと。原田さんは僕より学年が1つ上だけど、まぁ同年代ということで、その同年代が肩身の狭い思いをしているのはちょっと見たくないなぁ、という感じだった。

でもこの「不適切~」に関しては、脚本が宮藤官九郎ということで、コメディ色がメインということも最初から出ていたし、第一話で笑っちゃうぐらいのミュージカルがあったので、「これなら見やすい」という感じだった。

自分の場合、状況がちょっと違うので、会社でどういう風に思われているか、などなどよくわからないけど、ドラマで描かれる会社の雰囲気を見ていると、働きづらそう、という印象。色々なことに気を使い、ちょっとでも間違えるとナントカハラスメントと言われてしまい、逆に自分がうつ状態になりそうだ。

そんな状況をコメディで表現して「笑っちゃおうよ」というストーリー展開はある意味で爽快だった。みんなが普段言えないのことをミュージカルという曖昧な感じにしながら、そしてそれを色々な出演者が言っていく、というのが「うますぎる手法」だった。

またコメディだけにとどまらず、主人公の市郎と娘の純子が1995年の阪神淡路大震災で亡くなる、という設定も意表を付かれたし、少しだけ泣けてきた。だからこそ、市郎が「どう生きるべきか?」ということを考える場面は、時代に寄らず誰もが考えないといけないことなんだな、と認識させられた。

主演の阿部サダヲは宮藤官九郎と共に「大人計画」という劇団に所属していて、また「グループ魂」というバンドでも一緒に活動している。井上役の三宅弘城も実はバンドメンバーだと知ってビックリ。純子役の河合優美、むっち先輩の磯村勇斗、向坂キヨシ役の坂元愛登もナカナカ良い味を出していてよかった。

小泉今日子が本人役で出てきたり、男闘呼組の成田昭次が最終回で出てきたり、話題になった出演者もドラマを盛り上げてくれて、とても楽しめた。

改めて宮藤官九郎の脚本は面白い!と思った。次回作に期待!

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