(ドラマ)グレイトギフト

反町隆史主演の「グレイトギフト」を見た。

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漫画とか小説とか原作があるのかな?と思ったら、オリジナル脚本とのこと。
完全なミステリーというか、サスペンスというか・・・僕が今まであまり見てこなかった分野のドラマで、最初はどうしようかな?と実は見るのを迷っていた。

しかし反町隆史さんが、とても陰気で優柔不断な医師を演じていて、今までの反町さんのイメージが崩れたので、ちょっとどういう展開になるのか、見てみたくなった。1990年代の人気俳優は、結構出演作を選んだり、役を選んだりするんだろうな、という印象があったので(某・織〇裕〇さんはそうらしい)、このイメージと違う役をどこまでうまくできるのかな?というのも興味があった。

ある日、患者が急性心不全でなくなってしまう。首の辺りに不審な黒墨を発見した病理医の藤巻(反町)。調べた結果、心不全の原因となる球菌であることが判明。理事長に進言するも秘密にしておくように言われる。警察に届けた方がいい、と提案するも拒否される。

入院中の妻の担当医をしている白鳥教授に相談したら、なんと!白鳥教授は殺人球菌を使って理事長を殺害。前回の理事長選で次点だった白鳥教授が理事長に昇格する。そして殺人球菌「ギフト」の秘密を知っている、他の病理医や、医学系大学連合会議の副議長をも殺害してしまう。

そんな時、政界の大物3人が心不全で亡くなる。なんと事務長の本坊(筒井道隆)が、殺人球菌を盗んで、コンサルタントに高額で譲渡していた。さらに殺人球菌を要求してくる事務長。同期の郡司(津田健次郎)に相談したら、偽物を渡すように指示される。しかし簡単にバレてしまい、郡司と藤巻は指定の場所へ。監禁されている事務長。しかし、郡司のトリックでコンサルタントも殺人球菌で殺害されてしまう。

藤巻と本坊の弱みを握った郡司は、白鳥理事長をギフトで殺害して、自分が理事長になろうとする。しかし白鳥理事長の方が上手で、藤巻、本坊、郡司、そして藤巻に協力的だった病理医の久留米穂希(波瑠)をも味方に付けてしまう。

藤巻は久留米と画策して、警視庁の元刑事・神林育人(尾上松也)に密告するも、神林にさえも裏切られ、神林も白鳥理事長の味方につけてしまった。神林は最初の犠牲者の元総理大臣の関係から国立生命理工学研究所が絡んでいることを掴んだ。

そしてその研究所の名簿から、実は久留米が研究所ので以前働いていたことを知る。久留米はギフトの発見者で、10月7日に発見されたことからOCT7と名づけられていた、と言う。

久留米は発見した当初、所長に「球菌の全廃棄」を進言するも拒否され、研究所を退職。そして現職で働いていたところに、自分が発見した球菌を藤巻が調査していることを知ってしまった。なんとか殺人を止めたい久留米。しかし、白鳥は久留米が真犯人ではないか、と疑う。

久留米は犯人ではない、と信じる藤巻に、久留米は自分が個人で作った秘密の研究設備を教える。そこでは、久留米が一人でギフトの特効薬(カウンター球菌)を研究していて、ほぼ完成しているとのことだった。

さらに藤巻は、自分の妻がパートタイムで国立生命理工学研究所で働いていたことを突き止める。妻からは、面接時に藤巻、久留米の同僚の奈良茉莉(小野花梨)がいたことを聞く。実は奈良がギフトを使った殺人の首謀者だった。

奈良によると、元総理大臣を殺害したのは元理事長。二人の間になんらかの言い争いがあったらしい。その後も、奈良はギフトの研究サンプル欲しさに何人も殺害していた、とのこと。

その後、バタバタありつつも、奈良、白鳥理事長他、関係者は逮捕、もしくは事情聴取を受け、物語は無事に終わりを告げた。

まず、ここまであらすじを書いていて、とにかく面倒。つまり物語がとっても複雑だった。「誰が真犯人?」とワクワクしながら見れたのは良かったけど、頑張っている藤巻を色々な人たちがどんどんと裏切っていくのを見ていると、見ているのが辛くなった。

また一生懸命頑張っているのに、妻に裏切られてしまった藤巻もさらに可愛そうだった。まぁ夫婦関係なんて当人たちにしかわからないから、奥さんが藤巻に不満があったんだろうな、というのは納得しつつも、いやぁただただ藤巻が可愛そうな状況ばっかりで辛かった。

でももし、本当にか弱い感じの俳優さんが、藤巻を演じていたら、絶対に逆転はないだろうな、と諦めちゃうけど、反町さんが演じていたから「もしかしたら逆転があるのかも?」という気には少しなることができた。

一つびっくりしたのは、高級クラブのママ役の倉科カナさんが、今シーズン2つのドラマに出演している、ということ。このグレイトギフトと正直不動産2。正直は去年からやっているので出るのは当然としても、平行してこのドラマに出ているのはすごいな、と思った。

あとは・・・病院の医者ってあんなに暇なのか?という疑問。パティオで、話し合ったり、理事長室でギフトの話し合いをしたり、夜にクラブに飲みに行ったり・・・。また、ギフトを投入されて死にかけても、カウンター球菌で復活したら、普通に意識を取り戻したり・・・。本当なら、数日安静にしていないといけないんじゃないかな?という気もするけど・・・。その辺はさすがにドラマだな、という感じがした。最近、ドラマが現実とあまりにもかけ離れているとテンションが下がる。

しかし、最後の場面で、もう一人の元研究所・職員だった北本がある人に、レベルAの強力な球菌の調査結果を渡していた。もしかしたら、パート2があるかも?

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