(ドラマ)だが、情熱はある

南海キャンディーズ・山里亮太と、オードリー・若林正恭の半生を描いたドラマ。森本慎太郎(SixTONES)と高橋海人(King&Prince)主演。

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山里さんのTBSラジオ「JUNK」を時々聞いているし、オードリーの漫才も好きなので、とても興味のあるドラマだったが、どちらの役もジャニーズがやることになり、「あ~あ、またジャニーズか」とちょっとマイナスな気分で見始める。森本君は山里さんにめちゃくちゃ似ていて配役に納得したが、高橋君はどうみても若林さんには似てないだろう!というツッコミをどうしてもしてしまう。若林さんももっとおっとりしている、というか、高橋君みたいなギラギラした目はしてないんじゃないか?と。

でも見ていくうちに、高橋君のしぐさとか台詞の言い回しが、とっても若林さんに似ていて、あぁ彼はものすごく頑張っているんだな、というのが伝わってきた。

ストーリーの半分以上は、二人がそれぞれ売れない時代をどうすごしてきたのか?を描いているが、二人ともお笑い、漫才にものすごく一生懸命ばっに取り組み、葛藤して、思い悩んで、やっと今の地位を築いたんだ、ということがよくわかった。

売れているお笑い芸人さんは、テレビでは楽しそうに話をしているが、そこに至るまではとてつもなく大変な努力をしてきたんだ、ということを忘れてはならない。

でもストーリー展開としては、そういう不遇の時代ばかりを描いていると視聴者も飽きるので、現在の状況に戻って華やかな場面や僕らが普段見ている二人の場面を出して、あまり暗くならないように心がけているところも流石だな、と思った。

山里さんによると、M-1の漫才の再現は出場場面での階段の降り方とかも細かく再現されていたらしい。またオードリーが売れない時代にクレープ屋さんでやっていた漫才も、当時やっていたものを完璧に再現したんだとか。若林さん本人も忘れていたらしい。

オードリーがM-1敗者復活戦で勝ち上がった場面などは、「うあぁ良かったねぇ」と感動したし、思わず泣きそうになった。

でも楽しみにしていた最終回は、あまりにも直近過ぎる状況の再現で、「そこまでやらなくても」とちょっと引いてしまった。せめて、「たりない二人」の最後の漫才が終わったぐらいまでで良かったんじゃないかな、とも思った。

ネットニュースによると、視聴率があまり思わしくなかったようで、個人的にはとっても不思議だった。あえてその原因を考えるとするならば、やっぱり配役があまりにもカッコよすぎたために、視聴者が受け入れづらかったんじゃないかな、と思う。

でも僕個人的はとてもおもしかったので良かった。

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(映画)バッドガイズ

2022年10月公開のドリームワークスのアニメ映画。

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ネタバレのあらすじは下記。どちらも結構読みやすい。
https://cinemarche.net/anime/badguys-matsu/
https://www.alpaca76.com/archives/25278

こういう映画によくある、善人だと思っていた人が実は悪人だった、的な展開が今回もあり。マーマレード教授がその悪人。

でも今回ビックリさせられたのは、敵だと思っていた人が実は味方だった、ということ。女キツネのダイアン市長。素敵な善良な市長かと思ったら、実は昔は悪党で盗人。でも足を洗って今は市長になった、という。でもマーマレード教授が実は悪人なんじゃないか、と疑って、最終的には、主人公のウルフたちを手助けする。

子供にもとてもわかりやすいストーリーだったし、キャラクターたちのデザインや動きもとても親しみやすくて良かった。

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(ドラマ)それってパクリじゃないですか?

芳根京子、重岡大樹主演の、特許を題材にしたドラマ。奥乃桜子さんが書かれた小説が元ネタとなっている。漫画にもなっているらしい。

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最近、恋愛系、刑事もの、病院ものがどうも苦手なので、こういうちょっとコメディ要素がありつつも、あまり題材にされないようなドラマが面白く感じる。

月夜野ドリンクという中小飲料水メーカーに勤務する芳根京子。親会社から「知的財産部」を作るように言われた会社は、開発部から芳根京子、親会社から弁理士の重岡大樹を登用する。

特許ってなんだ?から始まり、特許がどのように扱われているのか?特許によって何が得られるのか?などなどわかりやすく説明してくれる。特許以外にも商標や著作権も話題に上がっている。

全10話のストーリは日本テレビのサイトに掲載されている。
https://www.ntv.co.jp/sorepaku/

最初に見ようかどうしようかとても迷った。なぜならジャーニーズの重岡大樹さんが主演しているから。理由はないけど、ジャーニーズのアイドルが俳優で・・・ってのがどうも視聴率稼ぎ?と思えて、なんだかなぁ、演技力は大丈夫かな、みたいな。役柄もとてもカッコいいもので、ファンにこびてないか?とか。

でも、題材の特許や商標ということで、ストーリーにどんどん引き込まれて行って、ジャニーズ俳優ということをすっかり忘れてしまうぐらいになった。3回目ぐらいでもう次の回が楽しみで仕方がなくなった。

芳根京子さんのおっちょこちょいな役柄も合っていたと思う。久しぶりに見た常盤貴子さんの演技もとっても良かった。ドラマ「東京コントロール・東京航空管制官」でも出ていた野間口徹さんも、芳根京子を暖かく見守る知財部部長役がとてもハマっていた。ドラマ「ファーストペンギン」に出ていた渡辺大知さんも、とっても注目していただけあって、すぐに次の出演があって良かったな、と思ったし、総務部社員役をうまくこなしていた。ともさかりえさんも良い味を出していたし、どの俳優さんも適材適所、とても良かった。

更に言うと、オープニングテーマのジャニーズの曲も、実は結構良かったし、エンディングも各回の終わりにとっても合っていた。

もっとこういうドラマが増えてくれたらいいな、と思う。

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