(映画)ライトイヤー

ディズニー映画「トイストーリー」に出てくる、バズ・ライトイヤーというおもちゃの元となった映画、という設定。トイストーリーのアンディが好きだった映画、ということになる。

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宇宙を開拓するために、1000人以上が乗った宇宙船。そのほとんどがハイパースリープ(冷凍冬眠)をしていたが、生命体がありそうな惑星を見つけたため、バズとアリーシャが起きて惑星を探索することに。しかし危険な生命体に攻撃され、脱出しようとするも宇宙船が壊れてしまい、脱出不可能となった。

1年かけて宇宙船を修理しようとするも、特殊なエネルギー・クリスタルが最大パワーを引き出せず何度もテストする。バスがテスト飛行をするために宇宙に4分間出かけると、惑星では4年の歳月が流れていくので、惑星に残った人たちはどんどん歳を取っていった。最後は、相棒のアリーシャも亡くなってしまった。

アリーシャの残したロボット猫が、最大パワーを引き出せるクリスタルを完成させ、その試験飛行に出発しようとするも、もうテスト飛行は禁止と言われ、バズは無理やり宇宙船を盗んでテスト飛行に出かける。

テストは無事に成功し、惑星に戻ってきたら、ザーグという侵略者に町が狙われていた。ザーグと戦うバズ。その時に、アリーシャの孫とその仲間と出会い、最初は相手にしなかったが、自分一人では戦えない、とチームになる。

なんとか頑張ってザーグに接触すると、なんとザーグは未来の自分だった。ザーグはバズのクリスタルを使って、最初の自分の失敗をなかったことにしようとした。しかし、そうするとアリーシャの孫たちと出会えなくなるので、クリスタルを渡すのを断った。そしてバズ対ザーグの対決が始まる。

最後はザーグを倒すことができて、そして惑星にとどまりそこで暮らすことに決めた。

詳しいネタバレは下記。
https://www.alpaca76.com/archives/25679

見ていて一番思ったのは、内容が少し難しいんじゃないか?ということだった。ちょっと子供向けにしては、設定が色々と複雑すぎるような。高速での4分が通常の4年間、というのは、相対性理論っぽくて、そんなのを子供が理解できるのかな、とか。ザーグが未来からやってきた、とか。ガンダム並みの難しさがあったように思う。僕もガンダムの内容は、当時小学生だった時にはよく理解できてなかったが、大学生ぐらいになってやっと理解できたように思う。とくに政治的な部分とか。同じような感覚を今回の映画でも感じた。

しかし、単純にかっこいい、とかロボット猫がかわいい、とかは子供でも楽しめるんだろうから、そういう部分をディズニーは大事にしたのかな、と思う。つまり、あまり子供の側に寄らず大人にもある程度見てもらえるようなストーリー。ターゲットを子供にすると、興行成績はきっと伸び悩むんだろうな。

2時間ぐらいの間に、色々な場面が出てきて、どれも魅力的なシーンで楽しかった。細部にまでこだわるディズニーならではの繊細な作りだなぁ、と思った。

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(映画)私はいったい、何と闘っているのか

お笑い芸人・つぶやきシロー原作の小説を映画化。

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スーパーの店員で主任の安田顕は、何をやってもうまくいかない。他の店舗の店長にも推薦されるも、信頼している上田店長(伊集院光)のために働きつづけた。しかしその上田店長が突然亡くなられた。次の店長に、と期待する安田だったが実際には、年下のパッとしない店長がやってきた。そしてさらに、パートのおばちゃんの不正を隠したことで謹慎になってしまった。

そんな時、妻(小池栄子)の実家の沖縄に娘二人と行くことに。実は、娘二人は安田の娘ではなく妻の連れ子。その父親から沖縄行きのチケットが送られてきて、妻の代わりに安田が行くことになった。住所もわからず、名前だけを頼りに探していたら、偶然乗ったタクシーの運転手が探していた人物だった。彼は動揺することもなく、チラチラと後部座席の娘たちを見て、それで終わった。

詳しいネタバレは下記
https://cinemarche.net/column/eien-28/

単純にコメディだけで物語が進んでいくもの、と思っていたら、実は安田・小池夫婦には中々難しい出会いの経緯があったりして、ちょっとシリアスな面もあるのが意外だった。とにかくお店では良い人に見せよう、家庭では立派な父親に見せよう、と頑張るがすべてが空回りするところは、見ていて微笑ましい。が!自分ではそんなことはしないし、人によく見られようとも思わないし・・・と思うとどうしても、自分のことのようには思えず、なんだかすごく第三者的に見ていて、終わった後に大きな感動とか、笑いとか、そういうものはなかった。なんとなく、楽しい映画だったな、という感想だけが残った。

きっとあまり真面目に見る映画ではないんだろうし、そういう映画なんだと思った。

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(映画)Sing 2

ユニバーサル・ピクチャーズのアニメ映画Singの続編。

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オリジナルで成功を収めた、劇場の支配人バスター・ムーンは、自分たちのショーに自信を持っていて、いつかエンターテイメントの聖地である、レッド・ショア・シアターで公演をしたい、と思っていた。

最初は相手にもされなかったが、アニメならではの強引な手法で、レッド・ショア・シアターの支配人でクリスタル・エンターテイメントの社長に気に入られ、そして隠居している超大物ロックスターを出演させることを条件に、3週間後にショーを開催するように命令された。

シナリオ作成から、演出から、舞台セットから頑張って用意するバスター・ムーン。しかし、大物ロックスターを見つけるには時間がかかった。なんとか見つけるも、最初は断られる。最後はギタリストのヤマアラシ・アッシュが説得して、出演をすることが決まった。

他にも、ゴリラのジョニーはダンスが上手く踊れず悩んでいたり、クリスタル社長の娘がショーに出たがっているので出演させたら、演技が下手だった、とか、象の女の子・ミーナの初恋とか、色々な伏線がちりばめられながら、最後は無事にショーが完結した。

クリスタル社長は、自分のシアターで公演を継続して欲しいと願うが、バスターは断る。縁者たちとまたどこかで公演をしようと思っていたところに、ニューヨークの由緒あるシアターでの公演を提案され、みんなでニューヨークへ行くところで物語は終了する。

詳しいネタばれは下記
https://www.alpaca76.com/archives/24515

今回もかっこいい音楽が何曲もちりばめられ、歌っている動物たちも物凄くマッチしていた。それぞれの動物たちのちょっとしたエピソードが、かわいらしさや葛藤を表していて、でもそれらが物語でバラバラに存在しているのではなく、うまくリンクしているようで素晴らしかった。

一つどうしても納得できないのは、アッシュがどのようにしてクレイ・キャラウェイという大物ミュージシャンを説得したか、というところがあまり明確に描かれていなかったような気がする点。ネタバレを見て、「そうなのかなぁ」と思ったが、それでももっと強烈な「だからか!」という理由が欲しかったかな、と思う。

全体的にはどの動物もそれぞれ素晴らしい立ち位置なので、Sing3があるなら是非見てみたいと思う。

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